咀嚼(そしゃく)とは食べ物をかみ砕くこと。
この「噛む」という行為、
実はとっても大切なことなのです。
噛む回数が激減している現代人・・
忙しくなった現代では、食事の時間を惜しんで、噛む時間が少なくて柔らかい食品が主流。わずか半世紀ほど前と比べても、噛む回数の少ない食事になっています。
ところで、私たちは1回の食事でどのくらい噛んでいるのでしょう。様々な時代の食事を再現し、その食事1回あたりの咀嚼回数を調べたデータがあります。弥生時代と比べ、現代の咀嚼回数はわずか1/6になっていることがわかります。
ひ・み・こ・の・は・が・い~ぜ
1990年に噛むことの大切さを考えることを目的として発足した「日本咀嚼学会」では「ひみこのはがいーぜ(卑弥呼の歯がいーぜ)」という標語を紹介しています。
まん防止
よく噛むと満腹中枢が刺激され食べすぎ防止になります。
覚の発達
ゆっくり味わうことにより、味覚の発達を促します。
とばがハッキリ
口の周辺筋肉を使うことによって、言葉の発生や表情が豊かになります。
うの発達
脳の血流が増え、記憶や学習能力の向上につながります。
の病気を予防
歯ぐきが刺激されて血行がよくなります。また、だ液によって病原菌などが洗浄され歯周病や口臭の予防にも効果的です。
ンの予防
だ液の中にあるペルオキシダーゼという酵素がガンの発生を抑えるといわれています。
腸の健康
消化を助け、食べすぎを抑え、さらに胃腸の働きを活発にします。
んしん元気に!
噛み締める力を育てることにより集中力を養うことが期待できます。
いかを噛む
いかの加工品である「するめ」は噛みごたえのある食品と言われていますが、咀嚼の効果は本当にあるのでしょうか。
当社製品の「皮付きさきいか」と市販の菓子類の噛み応えを比べたところ、「皮付きさきいか」は他の菓子類より2〜3倍も多く噛むため、咀嚼筋の活動量が高い結果となりました。
お子さまの咀嚼力アップのおやつとして、いかの加工品を取り入れてみるのはいかがでしょう。
海外でも人気!?
オリエンタルチューイングガム
ポイ捨てに厳しい罰則のあるシンガポールでは、医薬品の用途として認可された以外のガムはポイ捨ての原因になるため、販売や持ち込みが禁止されています。そんなシンガポール国内では、さきいかなど、いかのおつまみはオリエンタルチューイングガムと呼ばれ、親しまれています。
会議中や口寂しいときには、ガムの代わりにさきいかを噛んでいるそうです。ごみも出ませんし、おなかにも溜まる。ついでにたくさん噛んで健康になる。いいことだらけですね。